大麻布について

 日本の伝統的植物「麻」 それは大麻といい、戦前まで日本の各地で栽培され、神事の祭具から綱、庶民の衣服に用いられていました。 戦後、麻薬成分があるとのことで栽培が規制されていますが、日本の伝統を守るため 許可を得て栽培しているところがあります。
 今回は栽培から苧引き、糸績み、織りまで一貫して作っている大変貴重な布をご紹介いたします。
そこまでやっているところは 日本ではここしかありません。
 日本古来の布 大麻布をどうぞご覧下さい

 この度、古代織産地連絡会の仲間 大麻博物館の作品を大井川葛布で販売することとなりました。
完成度の高い大麻布のネット販売は初めてです。 古代織を振興させたい そんな思いでショップで取り扱うこととなりました。今後 作品を順次増やしていきますので よろしくおねがいします。


大麻布八寸帯地


経糸:大麻 手績み糸  緯糸:大麻 手績み糸
原産地:福島県会津産大麻使用
織り手:※※※
織機:いざり機 (有機台腰機、東日本型)
制作:大麻博物館  2013年

幅 30.5cm (8寸〜8寸1分)   長さ 587cm 1丈5尺5寸
経て密度 60/寸(鯨) S撚り    緯密度  20/寸〜18 S撚り
重量 650g

2016年2月17日 某公益財団法人に納入が決まりました。
ありがとうございました。
 いずれ展示会などで 皆さんの目に触れるかと思いますので お楽しみに。



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大麻布について


平成になってから日本で初めて作られた貴重な帯地です。日本古来の布でありながら、今栽培から生産まで行っているところは日本でここ一カ所となってしまいました。栽培許可が必要なため、誰でも作れるモノではありません。

帯地の説明

八寸かがり帯です。かなり長めに織ってありますので、端布で袋物など作ることができます。
平成になってから日本で初めて作られた貴重な帯地です。
資料として博物館や美術館で所蔵されても良いでしょう。
かがり用の糸は同じ麻の糸をご用意します。

大麻布帯地の布目


大麻布の反端のラベル



緯密度 拡大写真
手績みの糸であることが解る。
(この写真は反転しています)


経密度 拡大写真



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