日本の機台腰機(いざり機)の技術再興プロジェクト

 

田中忠三郎コレクションindex

 

田中忠三郎コレクションの腰機について

元青森県文化財
2021年2月 文化財指定を外す
 
田中忠三郎氏は生前 コレクションを郊外の倉庫に分類をして保管していたが、晩年、その倉庫が雪で潰れてしまったので、青森市の廃校になった幼稚園を借り受け、保管場所を移した。
 雪での損傷は大きく、機や機料など、散逸してしまったものも多い。 2020年 保管場所の幼稚園の売却、取り壊しが決まったので、青森市から保管品の移設を求められた。しかし青森県の文化財も多く含まれるのにも関わらず、青森県には保管場所が無く、これらのコレクション、文化財は廃棄処分になる恐れがあった。そこで 自然布研究家の安間信裕氏が織り機の引受を申し出、遺族との話しあいで、約100台の内、腰機約70台 その他機料などを移設した。
移設に前もって 古代織連絡会事務局長の村井龍彦が織り機、機料の調査を行い、トリアージを施して、今後使えるものを選定したことを付け加える。
 
 

腰機ワークショップ 申込状況

2月19日16:45
2月19日18:30
2月19日22:00
2月20日9:00
2月20日 10:15
2月20日 14:30
2月25日 17:00
 
第1回2021年3月19日(月)~21日(日)       5名 

第2回 2021年4月16日(金)~18日(日)       5名 
第3回 2021年5月1日(土)~3日(月)        5名
第4回 2021年6月 11日’土)~13日(日) 鳥取県 草縁 4名 

 
各回キャンセル待ち 2名づつ募集します.
申し込みフォームより登録ください。
キャンセル待ちの方には次回のワークショップを優先的にお知らせします。

 

 
織り機の種類 (機台の違い)

腰機の糸の開口機構、織り機構については 大きな違いはないが、フレームの形におよそ4種類ある。

1.地機

フレームが床面にくっついているタイプの機。床に座って織る。まさにいざり機である。

2.フレーム型

地機をフレームを作って床から上げたもの。
上げることによって、腰掛けるように織る機 便宜上フレーム型と名付けた

3.足付き型

地機に4本の足を付けてフレームを上げているもの。おそらく最初は土間で使用されたと思われる。安定性を高めるため垂直な足でなく、前後に踏ん張った形の斜めの足もある。

4.箱型

フレームの代わりに箱を作ってその上に織り仕掛けを載せたもの。
板で四方を囲んだモノコックのものと フレームの内側に板を貼り付けた
フレーム型がある。
寒い青森で火鉢を中に入れて織ったか、布団などを入れて織ったのだろうか?
 

糸巻き(千巻)の種類

糸巻きは結城などで見られるH型の板状のものと 丸棒に十文字を左右に付けた十文字型がある。 途中でH型から十文字型に改良したものもあるので、はじめにH型、その後十文字型に発達したのではないかと思われる。
 十文字型のメリットは
①360°の中に90°ごとにストッパーを懸けることができ、H型が180°間隔に比べ、より細かい糸出しができる
②糸巻き部分が円もしくは八角形なので、経糸の折れがH型に比べ少ないのでH型に比べ経糸に負担がかかりにくい。H型は90°経糸が曲がることになる。
③H型に比べ十文字型は比較的軽いので経て巻する時、負担が軽い可能性がある。
④千巻が軽いので機全体の重量も軽減できる。
 
 十文字型のデメリットとしては
①制作するときに丸棒加工、十文字加工、刻みの必要など、より複雑な細工が必要
②H型には必要ないストッパーが必要
③各々の腰機のフレーム幅はまちまちなので、他の機との互換性は少ない。H型は多少のフレーム幅の違いはクリアーする。
 
などが考えられる。なぜ十文字型にしたのか?当然高機の影響があったことは間違いないであろう。ただ、高機の千巻と同じ形態ではあるが、幅などの違いから、千巻が高機との互換性は少ないと思われる。
 

元青森県指定文化財 機台腰機

腰機1

フレームが破損 廃棄処分

腰機2

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腰機5
レストア中

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レストア中

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フレームが破損 廃棄処分

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フレーム破損 廃棄処分
 

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フレーム 破損廃棄処分
 

 

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